アンパンマンやなせたかしさん死去。特攻隊の弟にこめられた思い。

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こんにちは。

子供に大人気のアンパンマンの作者。やなせたかしさんが10月13日に都内の病院で心不全の為なくなりました。今年の8月から肝臓がんのため入院をしていたそうです。９４歳でした。



アンパンマンの人気は子供から大人まで幅広いですよね。やなせさんのことは名前はみなさんご存知だと思いますがどういった方だったのでしょうか。

アンパンマンの誕生とは？

元々やなせさんは、大学の卒業後百貨店の宣伝部で働いていたそうです。その後グラフィックデザイナーを務め漫画家になったとの事です。
ＮＨＫのテレビ番組「まんが学校」で講師役で出演、上手に漫画を書く方法を解説していました。
昭和48年にあんぱんの顔を持つ正義の味方「アンパンマン」が空腹の人に顔を提供する優しいヒーローを描いた絵本を子供向けの雑誌に掲載したのが始まりです。
ちなみに創価学会であると噂されていますが、クリスチャンのようです。


初期アンパンマン絵本

やなせさんの弟は戦時中、特攻隊だった！ アンパンマンの主題歌に込められた思い！

やなせさんには弟がいたようです。やなせさんの本やテレビの取材などで語っていた内容ですが戦時中、海軍に所属し特攻隊として２２歳の短い生涯を終えたと言われています。

特攻隊とは？
太平洋戦争で日本軍が行った自爆作戦。飛行機や魚雷に爆弾を積んで自ら敵へ突っ込み自爆する。つまり皆は国の為に命を投げ打ってでたのです。当時の戦争で窮地にたたされていた日本軍が行ったとても悲しい作戦です。ほとんどの兵士が１０代～２０代の若者でした。

テレビアニメの「それゆけ！アンパンマン」の主題歌ですがやなせさん自ら作詞を行っていてこの詩は、その特攻隊で亡くなった弟に向けた詩であったといいます。

「何の為に生まれて 何をして生きるのか　たとえ胸の傷がいたんでも」

で始まるのがテーマ曲『アンパンマンのマーチ』



よくよく聞いてみると子供向けのアニメにしてはとても深い歌詞です。

「今を生きることで　熱いこころ燃える　だから君はいくんだ　ほほえんで」

「忘れないで夢を　こぼさないで涙　だから君はとぶんだ　どこまでも」

「時ははやくすぎる　光る星は消える　だから君はいくんだ　ほほえんで」

解釈によっては戦時中、特攻に向かう弟を思って書いたともとれますよね。


いろいろな解釈がネット上でされていますが僕が心に残った解釈を一つ

歌詞中の

「愛と勇気　”だけ”　が友達さ」という所。

たくさんの仲間がいるアンパンマン。愛と勇気がだけが友達というのはなぜでしょう。

これこそ自ら一人で特攻に向かう弟の気持ち愛と勇気だけしか連れていけなかったからなのかもしれませんね。

やなせさん自身も戦争を経験しています。その経験から飢えに苦しむ気持ちを経験していたのでしょう。そこから飢えて困っている人にアンパンを届けるという意味でアンパンマンが誕生したのではないでしょうか。


一番初期のアンパンマンこの頃は人であった。世界の飢えにくるしむ人にアンパンを届けるアンパンマン。


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